2020-11-11 第203回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
つまり、男女間の賃金格差というのは、日本型雇用の問題点、長期雇用の慣行、それから女性の仕事は安くていいというジェンダー格差、こういったものがやはり問題の底に潜んでいるんじゃないかというふうに思うんですけれども、これについて、大臣のお考えはいかがですか。
つまり、男女間の賃金格差というのは、日本型雇用の問題点、長期雇用の慣行、それから女性の仕事は安くていいというジェンダー格差、こういったものがやはり問題の底に潜んでいるんじゃないかというふうに思うんですけれども、これについて、大臣のお考えはいかがですか。
○国務大臣(加藤勝信君) 日本型雇用慣行という中にはいろんなものが入っているんだろうと思います。 中には、人を大切にするとか、やっぱりそういった意味で優れた面、ある特に時期においてはそこを非常に評価されていた時期もあったんだろうというふうに思いますので、大事なことは、やっぱりそうした優れた面、あるいは我が国の優位性は確保しながら、同時に時代の変化に対応した対応と、これを求めていく。
先ほど委員からも、年功序列賃金、終身雇用といった日本の、日本型雇用と言ってもいい、人を大切にするというこうした優れた点も、これは我々も十分認識をしているところでありますので、そうしたことを大事にしながら、やはり時代に応じた形で労働政策というものをしっかり進めていく、そのことが労働条件の改善につながり、また、国内において企業がまた企業としてしっかりそういうことをすることが、企業の発展にもつながり、また
総理もおっしゃっていますけれども、日本型雇用における人を大切にするという優れた点、これを大切にしながら、しかし同時に、今、国際化あるいはICT化が進む中で、この我が国の雇用を取り巻く状況も随分変わってきているわけでありますから、それにキャッチアップしていくということも、当然、この雇用を確保していくという意味においても、我が国の経済を成長を維持していくという意味においても大切なことだろうというふうに思
年功序列賃金、終身雇用といった日本型雇用慣行には人を大切にするという優れた点があり、これを大切にしながら、先ほど申し上げたように、人生百年時代を迎えているという時代の変化を踏まえ、働く人々の視点に立った労働政策を着実に進めていきます。 多様な正社員や税、社会保障制度についてお尋ねがありました。
日本型雇用慣行にメスを入れて、構造改革をすることによって企業の競争力を高め、そこで経済成長に至るわけでございますけれども、一方では、今回の時短、脱残業によって、ある総研におきましては、八・五兆円のマイナスになるというような試算も出ております。
(拍手) 終身雇用、年功賃金といった日本型雇用慣行の構造改革を進めることで労働市場の流動性を高めることは、企業の競争力向上と経済成長につながると考えています。日本維新の会は、成果給への転換法案や解雇ルール明確化法案等を議員立法として提案してきたことから、政府の働き方改革は、構造改革を進めるものであり、一定の評価をしています。
ある程度経済が回っている時代にはこれでよかったんですけれども、今のように日本型雇用が崩れる中では、若者たちが将来の見通しが持てないまま住宅を確保できないという状況が広がっております。
その中で、現状を招いた原因として持家政策に基づく日本型雇用システムを挙げておられ、福祉政策と住宅政策の融合を提案されました。この辺り、それを実現するためにもう少し踏み込んで具体的な御提案、御説明なりありましたらお願いいたしたいと思いますが、いかがでしょう。
日本型雇用システムが崩壊したということが今の現状をつくっているというふうに考えております。従来は、日本の戦後の住宅政策というのは中間層に持家を取得してもらうというところに力点が置かれていたと、そこに財政的な支援も注がれてきたという面があります。
そういう考えを持っている多様な人々に対して、今の日本型雇用システムは、新卒一括採用と、もう就職活動のときから画一化された形で採用をされていって、そして年功序列があってという、彼らの価値観に合った仕組みに日本企業がうまく変われていない、日本企業の労働慣行がまだ変化できていない、この辺がエンゲージメントを低くさせている要因としてあるのではないかなというふうに思っております。
貸与型奨学金がこれまで一定の役割を果たしてこられたのは、高い経済成長率と日本型雇用という社会的条件があったからです。一九九〇年代前半と比べると、新規高卒者の求人数は大きく減少しています。就職のためには大学に行かざるを得ない状況が多くの地域で広がっています。 親の平均所得は一九九〇年代後半をピークに下がり続けていることがデータから分かっています。
日本型雇用の解体による親の所得低下によって、中間層を含む多くの世帯が子供の学費を負担することが困難になっていることを見逃してはなりません。ごく一部の貧困層のみを救うという視点だけでは、現在の奨学金問題を解決することはできないのです。
日本型雇用の慣行が変化しつつある中、複数の職場における労働者であるマルチジョブホルダーも増加傾向にあります。現行法令では、一か所で週二十時間以上の契約で労働する人が雇用保険の適用を受けますが、例えば、三か所で十時間ずつ、週の合計で三十時間という労働者は雇用保険の資格要件を満たすことができません。
先ほど藤田さんがお話ししたように日本型雇用システム、つまり、いいか悪いかは別にしても、一つの企業で働いて年功賃金で保障して住宅も買えるような、子供を学校に行かせるような社会モデルがあったと。残念ながら、それと引換えに、結婚した女性は早く家に戻ると、こういうシステムが起動していたわけですけれども、肝腎要の年功給あるいは企業福祉がどんと落ちた、そして非正規労働者が増えたと。
ページですかね、この再分配による相対的貧困率の変化、ここでは、二十歳から六十四歳の男性はほとんど再分配が効いていないじゃないか、セーフティーネットが働いていないじゃないかという、そういう現状も確かに、非正規の彼らの、いやあ、あともう二年で、あともう一年で契約の満期を迎えてしまって正規従業員になれるかどうか分からない、そういうような不安の声も聞く中で、まさに先生がおっしゃるような、こうした昔ながらの日本型雇用慣行
終身雇用、年功序列といったいわゆる日本型雇用システムは、いいところはたくさんあるんですけれども、でも一方で、例えば解雇をめぐるルールにおいて、予見可能性が必ずしも十分でないとか、正社員の終身雇用を守ろうとする余り、それの結果として若い世代の採用抑制につながるとか、賃下げまたは不本意非正規の増加につながるとしたら、これは働く人の雇用環境や選択肢を狭める結果にもなりかねません。
従来の日本型雇用システムの転換が指摘される中、そのよさを生かしつつ、一人一人のワーク・ライフ・バランスやキャリア形成をチームで支える、新たな職場内支え合いモデルの構築と普及にも取り組むべきと考えます。 以上、働き方改革を進めるための法整備と職場内の意識改革を含めた新たな支え合いモデルの構築について、総理の答弁を求めます。 子供の貧困対策について伺います。
ワーク・ライフ・バランスを取りつつ労働生産性を上げることが我が国に求められている今日、日本型雇用慣行の利点を維持しつつも、職務で賃金が決まるジョブ型雇用を広め、多様な働き方を認めるべきと考えます。
均等法や労働者派遣法が制定された一九八六年以降の法体制というのは日本型雇用慣行に親和的でありまして、契約の違いでしかない正規と非正規を身分固定化してしまいました。そして、登録型派遣は、均等法では救えない女性の働き方の選択肢として、仕事と生活の両立のために契約本位に専門技能を発揮して働けるということで容認された形態でしたけれども、実際には全く真逆でした。
身分によって違うということはやっぱり是正をさせなければいけなくて、そのために、今まで大事にしていた日本型雇用、人材活用の仕組みは、今、今野さんの方からヨーロッパと日本では本当に違うのだという話がありましたけれども、やっぱり差別だとか平等だとかという観点から法整備をどのように整えていくべきなのかと。
元々、非正規であるか正規であるかということで随分とこの場でも議論がなされているというふうにお聞きしておりますが、私は、契約形態の要素によって決まるという考え方よりは、実質的に日本型雇用慣行の適用を受けるものと受けないものという格差の問題ではないかと思っております。
そのためには、従来のいわゆる終身雇用ということを前提とした日本型雇用システムではなかなか対応が難しくなっている、多様な働き方を制度としてしっかり位置付けるということが必要だというふうに思います。そういう多様な働き方を考える際に課題となるのが、非正規、正規という、特に非正規雇用の在り方になるわけです。
従来の日本型雇用形態について、改めて見直す点はないと考えますか、総理の考えをお聞かせください。 ホワイトカラーエグゼンプション、いわゆる残業代ゼロ法案の導入を含む労基法改正案、そして一生派遣を生み出す労働者派遣法改正案の提出は、過労死を招き、格差を固定化するもので、見送るべきが妥当と考えますが、総理のお考えをお尋ねします。
日本型雇用などについてお尋ねがありました。 我が国の人事雇用管理には人を大切にするという優れた点があり、そうした点を失うことなく、企業の収益を伸ばし、働く方々にその成果が還元されるようにすることが重要であると認識しています。
メンバーシップ型とも言われる日本型雇用では、個々の人の職務の範囲が明らかでないため、どうしても長時間労働に陥りやすいというような仕組みになっているというふうに承知しています。